shudaily

日記

2019/11/1

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昨夜、時計の短針がてっぺんから50度ほど進んだころ、デザイナさんから9割程度完成した表周り(カバー・帯・表紙)のデザインがあがってきた。反旗を翻すような意味はまったくないが、私の所属する出版社らしくないところがとてもよい。すぐさまコメントと相談と注文をまとめて返信する。本の表周りはあと1割がとても大きな戦いになるのである。ちょうどその頃、監訳者の方からも赤字のお戻しがくる。こんな時間まで作業させている私は近いうちに呪われてしまうのだろう。そして朝がくる。

最近、野菜生活を飲みながら最寄り駅までに行く習慣が途切れてしまった。ここしばらくは帰りが遅いので、夜23時まで営業しているスーパーで野菜生活を6本買って帰る(3本単位で買うとちょっと安くなる)というルーティーン、ルーティン?、ルーチン?がどこへやら。今日も買って帰ることはできなさそうだなと思いながら丸ノ内線駅構内への階段を降りる。

会社に着き、デザイナさんへ渡す赤字をまとめる。そして編集会議。あがってきた表周りのデザインについて、改善すべきと思われるポイントとともに共有する。私はこのデザインの味方にならねばならないし、なりたいとおもわせてくれるような出来である。不思議がる声があがりつつも少しよい反応も得られる。このまま調整を重ねればなんとか進められそう。本の表周りはあと1割がとても大きな(略)。会議が終わり、校正にもどる。エージェンシーから送られてくるはずの画像データをあきらめ、ついに原書にある図を自ら制作することを決意する。illustratorで元の図をトレースして作るのだが、円弧が多くてなかなかやっかいであった。残りの画像はスキャン&photoshop補正コースである。30枚くらいある。ひどい。日曜日にやろう。校正をしつつ、デザイナさんとやりとり。非常にギリギリのタイミングではあるが、夕方過ぎまでに用紙と使用する特色を決定しなければならない。彼も迷っていたようなので、DICを見ながらあれやこれや相談しながら決める。どんな仕上がりになるのかつかみにくい色にしたので非常に楽しみであるが、怖さもある。それでよい。そして印刷屋さんともやりとりをする。何度も見積もりを取り直した末になんとか希望していた仕様が可能になった。よき仕上がりにしたいものである。本文テキストには特色を2つ使用するのだが、今回は中面の色校正がないので出来上がりを知るのは刷り上がってからとなる。もちろん表周りは色校正をするのだが、時間に余裕がないし、なによりインクがきちんと乗るか否かが出来上がりに大きく影響するデザインなのでなかなか緊張する。しかし本機校正ではないので本番も校正通りにいくかどうかわからないらしい。色校正とはなんぞや。印刷立会いが勝負となる。さて、今はそれよりも中身である。まだまだやらねばならないことはあるので引き続き作業する。

今日はこのへんで。